当社グループは、当初デジタル領域における企業コミュニケーション支援とメディア事業を両輪として活動してきました。一般層にはメディア運営企業としての印象が強いと思われますが、法人を対象とした事業は創業後すぐにメディア事業よりも先に稼働していました。
そして、現在はイノベーション・DX支援、地方創生、国内企業の欧州展開の支援、再生型社会の創出、ストーリー型Eコマース事業など、法人のみならず、行政や自治体も含めたさまざまな領域における価値創造やステークホルダーとの共創をお手伝いしています。
創業からずっと変わらないことは、新しい価値を一緒にお客様と探して、それを物語ることです。わたしたちは物語(ナラティブ)の力を信じています。台本を用意し、すでにあるサービスをマッチングさせたりするのでなく、お客様が自身の言葉で語るためのナラティブを一緒に創り出すためのパートナーとして私たちは活動しています。
そして、良いナラティブは、良い社会の礎だと考えています。そのためには常に未来を注視し、過去からも学ぼうとしています。技術や制度、社会的な思考の変遷についても、さまざまな国内外の専門家の方々とのネットワークを通じて意見交換を行い、自分たちなりの視座をもって、お仕事をさせていただいています。
未来はナラティブなくして存在しません。お客さまそれぞれの歩む先にあるその未来を発見し、言葉にし、具象化していくこと全般が、わたしたちインフォバーン・グループの培った能力です。それを「デザイン」と呼ぶこともできると思います。しかし、わたしたちは「編集」という言葉や技能にこだわりたいと思います。それはナラティブそのものに直結するからです。
お客様との仕事を通じて、わたしたちも気づきを得て成長しています。その経験から得たナラティブをもって、より良い社会を築くべく、これからも一層励んでまいりたいと思います。